神様くまと因幡さんの神社日記(2022年5月27日・28日)

神様くまと因幡さん

皆様こんばんは(о´∀`о) 僕、因幡さんです!

tantanのイベントが終わって、ダラダラしながらお菓子食べながらテレビを見ていたら、tantan夫が僕達に言いました。

「月末に仙台に行く!連休どこにも行けなかったからお墓参り兼ねて旅行だよ( ;∀;)」

あぁ…連休、お出掛けしたかったんだね…。分かるよ、うん。どこにも行けなかったもんね。悲壮感丸出しで“作品終わらない!どうしよう!ぎゃぁぁぁ”って叫んでた人居たからね。どこの誰かは言わないよ??僕、優しい因幡さんだから!そう思いながらチラッとtantanを見たら、tantan夫に土下座してました。え?何コレ??

「お願いします!!聖地に…聖地に…墓も大事だけど、聖地に…連れて行って下さい」(tantan)

「はて、大崎八幡にでも行きたいのかの?」(くま)

「きっとイ●ガキのいちごジュースかとんかつ●助の仙台大海老フライですよ」(シロ)

「きっと違うよ。僕、行きたいところ分かる気がする」(チャッピィ)

一生に一度のお願いですぅぅぅ(と言ってもう20回くらい使ってると思われる)と必死に頼み込むtantanとドン引きのtantan夫。ドン引きしながらもま、近いからいいよ、と言われてtantanが大喜びしてました。そしてここからが、僕たちの受難の日々の始まりです…。この日からtantanはせっせと型紙を作り始めてあーでもない、こーでもないと悩み始めました。暇を持て余してないのでおやつも配られなくなりました…(ㆀ˘・з・˘)

「おやつが出てこないのぅ」(くま)

「夕ご飯、6時でしたっけ?お腹空きますね」(シロ)

「マーマーーーー(ㆀ˘・з・˘)おやつぅぅぅぅ」(チャッピィ)

最終兵器チャッピィに魂の叫び攻撃をさせたところ、飴ちゃん出て来ました。tantanの歯を欠けさせた凶器な飴。みんなで食べました。齧らずに!!歯が欠けたら大変なので!!

そして僕はマッパにされてあーでもない、こーでもないと謎の服を着せられる日々…

そしてやって来た当日は…朝から土砂降り…。全国的に雨模様と予報が出てました_:(´ཀ`」 ∠):

「大丈夫。仙台に着いたらポツポツ雨でさ、きっと薄陽が射してきてね」(tantan)

夢見がちじゃないの?貴女。雨足どんどん強くなってない??僕、嫌な予感しかしないんだけど…。僕がそんな風に思っていると、tantanの顔が青ざめました。

「アプリから通知飛んできて、大雨警報から洪水警報になったよ!!留守宅がどんぶらこっこだよ( ;∀;)チャッ…チャッピィ…ガハッ!!」(tantan)

「僕、ここにいるけど…」(チャッピィ)

落ち着いて、tantan。生身のチャッピィ、今もう留守番してないからね?

「というか、大丈夫だから。とりあえず落ち着け」(tantan夫)

ここまでの会話。盛ってません。本当の話です。これ、チャッピィがお家にいる時に起きてたら家に帰るって大騒ぎしたんだろうなぁ…tantan…。この後車はひたすら北上して、着きました。仙台。そしてお墓。

「うわぁ…雨ですね…」(シロ)

「洗車の機械の中みたいじゃのぉ」(くま)

横殴りの雨!!凄いことになってます!!

「お線香…火、着かないだろうね…」(tantan夫)

「うん。でもさ、何もお供えしないでパパッとお墓の前で挨拶して、じゃっ!ってのはあまりにも酷すぎるから…花は買おう?」(tantan)

風も凄いから花弁あっという間に舞い散りそうだけど…良いのかな??

「花ってお外で咲いてるんでしょ??大丈夫だよ。そんなやわじゃない気がする。気合いと根性で何とかなる!!」(チャッピィ)

まさかの根性論!!ま、いっか。という訳で、お花を買って雨の中お墓参りを済ませて、そのあとお寺さんにも行って中々来られなかったお墓参りを無事??することが出来ました。で…この後が…

やって来ました。聖地

「来たよ、来た来た!!やっと来られた。というか…ここに来るの、中学校の遠足以来だよ」(tantan)

浮かれるtantanと置いてけぼりの僕達。浮かれているのtantanだけだけど、まぁ良いです。とっても嬉しそうだから。受付のお姉さんがとても優しく対応してくれて手続きを済ませて早速見学です!!(その節はありがとうございました!)

「どんどん雨強くなるけどこの後どうすんだ?」(tantan夫)

浮かれながらあちこち見ていたtantanが首を傾げてます。

「え?他に行きたいところ??ないよ?っていうか、この雨じゃ神社も行けなくない?街(=仙台駅前から広がるアーケード街)にでも行く?いちごジュース飲む?」(tantan)

こういう人だった…。tantan、基本出不精だからほぼほぼノープラン。全員無言になりました。雨の音が心地良く聞こえて来ました。うん。

「ところでもう良いのか?見たいところちゃんと見たのか?」(tantan夫)

施設内のどこが聖地かも分からないtantan夫の問い掛けに何か挙動不審のtantan。様子を見たtantan夫がため息混じりに言いました。外に出るか?と。外観を撮りたがってたの知ってたもんね。

やっぱり外観も必要だと全員で外へ…

この雨の中外に出された僕…

相変わらずの横殴りの雨です…。この写真はtantan夫に傘をさしてもらいながら撮りました…。何度も言いますが、tantan夫、ここがなんの聖地かも知りません。ただ連れて来られて最後にずぶ濡れになってました…。えっと、お昼ご飯は海老フライじゃなくて牛タンでいいよ…?って、tantan的には大幅な譲歩してました。牛タンはtantan夫の好物です。

牛タンとタンシチューがついてるセット

久しぶりの牛タン美味しかったです(*´꒳`*) この後、雨ザーザーだし移動しよう!!となり、本日の宿がある山形県へと出発しました。

道の駅に着いた時の空

山形県天童市まで車でびゅん!着いたのは道の駅天童温泉。とっても広いお土産コーナーや将棋駒の実演とか足湯とか色々ある道の駅です。旅館のチェックインまでの間見て回りました。

3月のライオンのパネルがありました

いちごとラフランスのジェラート。美味しかったです

tantan夫が買ったフルーツサンド

「まだ時間あるから山寺にでも行くか??」(tantan夫)

山寺とは、千段の階段で有名な山形の観光名所のひとつ。立石寺(りっしゃくじ)というお寺です。

「雨上がりにあの階段危なくない?滑らないかな?」(tantan)

不安そうに言うtantanに、そうだな、明日にするかと言うtantan夫。この判断が吉と出るのか凶となるのかは神のみぞ知る、です。時間になったので、宿に移動して、温泉→ご飯→温泉→就寝→温泉→ご飯と、温泉旅館に来た時のルーティンをこなすtantanと僕達。お肌ツルッツルになりました(о´∀`о)

夕ご飯。ビール付き!

朝ご飯。朝から豪華でした!

さ、今日はお天気良いって天気予報で昨日言ってたから、神社に行く…よ……………

え?何この雲?!

なんか…悪魔が降臨して来そうな雲が出てるんですけど…

「これ、昨日みたいに雨が降るんじゃ…」(シロ)

「わし、雨を止ませるとかそんな芸当ないんじゃが…行くのか?」(くま)

「神社やめて今日もジェラート食べに行こう??」(チャッピィ)

「大丈夫。きっと晴れるから」(tantan)

昨日も聞いた気がする微妙なセンテンス…。tantan以外は不安そうな顔をしているけど行き先が決まりました。いざ出羽三社神社へ!!

山形道に乗って西へ西へと進むにつれて雲は更に黒く、風が出て来て、霧も…そして…雨が…( ;∀;)

やっぱりこうなるよね?!なりますよね?!

「大丈夫。着いたら晴れるから」(tantan)

その根拠なき自信はどこから出てくるの?!昨日外れたよね??その貴女の予言!!!!!

カーナビの地図が古いせいで少し迷子にもなりましたがたどり着いた出羽三社神社。出羽三山とは羽黒山、月山、湯殿山の総称で、それぞれの山頂には神社があり、羽黒山の出羽神社には伊氐波神、稲倉魂命を、月山の月山神社には月読命、湯殿山の湯殿神社には大山祇命、大国主命、少彦名命の三神がお祀りされています。月山と湯殿山は冬季の参拝が出来ないことから羽黒山に三社の神々を合祭しており、この三社を総称して出羽三社神社としています。開山してから1400年の歴史がある神社で、羽黒派古修験道は現代にも継承されていて、今でも全国から修行僧が訪れているそうです。

「ほら、雨降ってないじゃん!」(tantan)

ドヤ顔で主張するtantanですが、かなりの曇り空と湿気だからね??僕たちの辟易した顔を完全に見ないふりをして意気揚々と歩き始めるtantan。

駐車場から拝殿を目指して歩いて行くと出羽三山歴史博物館が見えてきます。

さらに進むと鳥居が。

鳥居の近くには沢山の末社がありました。

鳥居をくぐると右手奥に建物が見えてきます。参集殿と手前の萱葺きの建物は鐘楼です。

参集殿の隣にあるのが三神合祭殿。こちらでお参りです。お参りを済ませて御朱印を頂こうと建物右手の社務所に行って御朱印帳を預けて待っていた時…恐れていたことが起きました。

ドバババババババーーーーーーーーー!!!!!

突然の土砂降り( ;∀;)

「……………傘持って来ればよかったね」(tantan)

「ああ。すっかり忘れてた」(tantan夫)

「でもほら、雲がすごく早く流れてるし、山の天気は変わりやすいって言うからすぐ晴れるよ」(tantan)

羨ましい!!その根拠なき自信!!でも確かに雲は右から左へ…合祭殿のある側から駐車場方向へとかなり早く流れているのが分かります。しばらくみんなでぼんやりと辺りの景色を眺めていると、何人かの方が屋根の下から出て行きました。

「晴れたのかの?」(くま)

「かもしれない。とりあえずみんなは鞄に戻って。抱えて行けば濡れずに済むかもしれないなら」(tantan)

頷いて鞄の中に潜り込みます。目指すは鳥居、そして、その先の並木道です!

よーし!行くぞーーーー!!

「木の下に入ればもっと安全だからな。急ぐぞ」(tantan夫)

ポツポツ雨から逃げるように並木道に入ればもう安心です。鞄のファスナーを開けてもらって顔だけ出してきょろきょろしてたら雨粒が顔に当たり始めました。これってもしかして…

「さっきの雨雲に追いついちゃったとか?!」(tantan)

歩く速度を緩めるか…いや、でも次の雨雲来てるかもしれないし…。頭ももう出すなと言われて慌てて潜る僕達。車にダッシュで戻ってこの先どうするか会議です。元来た方向に移動して山寺か、米沢方向に移動して上杉神社か…はたまた庄内から鳴子に抜けるか。そんな会話を繰り広げていたら、また、ドバババババババーーーーーっと雨が降り出しました。

「天気予報によると、もう天童は晴れてるらしい。山寺か鳴子かは途中で決めるとしてあっち方向に戻ろう」(tantan夫)

確実に晴れている場所へ( ;∀;) そんな心の声が聞こえてきました…。僕たち、この二日間、謎のポジティブに支配されて夢見がちなおばさんに振り回されたもんね……。同情するよ、tantan夫。とんでもない妻を持っちゃったよね??

「酒田方面に抜けてさ…日本海でみんなで海雪を歌うとか…」(tantan)

黙殺しました!!!!!(ㆀ˘・з・˘)

とんでもないな、もう!!!!!出雲崎は新潟でしょ!!今回のお出掛けは高速道路の宮城・福島・山形三県乗り放題プランで来てるの!!出雲崎は行けないの!!きぃぃぃ!!!!!

「聖地(=ここでいう聖地は近所にあったイトーヨーカドー)にジェロ来た時人が沢山で帰ってきちゃったけど見ておけば良かったな…」(tantan)

聞こえない。聞こえないよ!!!!!僕たちみんなで顔を見合わせて出発進行です。行き先は勿論内陸方面です。話し合いの結果昨日行かなかった山寺で、となりお昼過ぎに戻ってきた僕達はお蕎麦屋さんでお昼ご飯を食べました。

大きな海老天2本付の天ざる

「天ぷらもたれるだろうからまずは海老だけ食え。残りは無理なら食ってやるから」(tantan夫)

天ぷらもたれる族の仲間入りをしているtantanを甘やかして大きな海老だけ食べさせるtantan夫。喜び勇んで食べるtantan。僕たちも一緒にお蕎麦食べました。そして、向かうは山寺(正式なお名前は宝珠院立石寺)閑さや 岩にしみ入る 蝉の声 という松尾芭蕉の俳句で知られているお寺です。

山寺登山口。ここからけっこう階段急です

「よっしゃ!登るぞ〜階段!!」(tantan)

やたら元気なtantanは張り切って階段を登って行きました。あ、ここはまだ序の口です。この階段の先には立石寺の本堂、根本中堂があります。

お参りをして、御朱印を頂きました。お寺なので神社とお参りの作法が違うので注意が必要です。

ここから山門に移動して、入山料をお納めしてここからが本番。階段千段に挑戦です!

お天気も回復して気持ち良いよね。

「空気が綺麗じゃの」(くま)

「思いの外涼しいですね」(シロ)

「僕、お腹いっぱいだから眠いんだけど!」(チャッピィ)

「眠いなら寝てて良いぞ」(tantan夫)

楽しい山歩きに興じている僕達。ううん、僕やくま様達は鞄の中から顔を出して移動中だけどね!

「玉こんにゃく食べたいよ」(チャッピィ)

「食い気と眠気とか器用じゃの」(くま)

おしゃべりに夢中になっている僕達だけど、なんか違和感が…。あれ???

「………………………………………」(tantan)

あれれ???

「………………………………………」(tantan)

あれれ???どうしたの??だんまりとか気持ち悪いんだけど??

「…階段…辛い…吐きそう…」(tantan)

早っ!!!!!早過ぎだよ!!!!!

「食った海老が出てきそう…なんか寒気する…」(tantan)

えええええ?!海老を吐くのはやめてあげて?でも…食後直ぐにマスクをしながら急な階段をひたすら登る…確かにtantanには過酷かも_:(´ཀ`」 ∠):

「ゼーハーゼーハーゼーハー!!!!!」(tantan)

とうとう呼吸が荒くなってきたよ( ;∀;)

「周りの人、みんな普通に登っておるのにのぅ」(くま)

「マーマーーーー早く登ってよ!」(チャッピィ)

「この前みたいに押してあげれば…」(シロ)

シロ…靴に乗って頑張れって言ってただけで押してないよね?!くま様とチャッピィはも少しだけ優しくしてあげて!!!!!

階段階段また階段。開けた所にやって来てふと目についた案内板。見ちゃいけなかった…。

「まだ半分_:(´ཀ`」 ∠):」(tantan)

ぎゃあああ!!!!!tantan!!!!!魂が抜けかけてるよ!!tantan夫!おんぶ!!おんぶしてあげて!!( ;∀;)

「いや。普通に無理だろ」(tantan夫)

あ、愛があれば…

「愛とか根性とかの話じゃない。物理で無理」(tantan夫)

「昨日散々ママに食わせたからでしょ!!2キロ位増えてる筈!!」(チャッピィ)

言い争いを始める僕達。ぐふっ!って笑いこぼした人誰?聞こえたよ?!

「…ここまで来たら頑張る…食った分減らして帰る…」(tantan)

ふらっふらになりながら階段を登り始めるtantanに涙目になりながら頑張れと叫ぶシロ。うん、シロ。今日は押してあげて、背中。

頑張って開山堂に着きました。直ぐそばの階段を登ると五大堂です。

五大堂からの景色。こんな高いところまで来たんだなぁと感無量。

もう終わり?もう終わりだよね??と尋ねるtantanにまだだよと答えるtantan夫。うん、まだだよ。奥の院まで行かないとね!

途中にあったこの分岐点まで戻ります。そしてまた階段を登って行くと…

奥の院に辿り着きました。ここまで長かった( ;∀;)でも、かなりの達成感!!奥の院の御朱印はこちらで頂きました。

「さ、下りるよ!!!!!」(tantan)

急に元気になったtantanは張り切りながら階段を下り始めました。その体力どこから??しかし…この後更なる試練がtantanを襲ったんです。

こっちが下る道らしいぞ!というtantan夫の一言によって…

こっちの道、登ってきた石段脇にある小道なんですけど、The 山道でした。雨上がり…滑りそうだと怖々歩くtantan…。階段で良かったんじゃ…tantan夫。

途中で元来ていた石段と合流して、後は足取り軽く階段おりてました。

疲れたねぇ…とみんなで話していたら、tantan夫が一言。

「これ、初日に来て温泉浸かって汗流した方が良かったな」(tantan夫)

言わないでぇぇぇぇぇ!!!!!( ;∀;)

この後、昨日行った道の駅天童温泉にまた行きました。

今日のジェラートはさくらんぼとマスカルポーネチーズです。美味しかったです!!

この後お土産お菓子をたんまりtantanに買い与えていたtantan夫。(おせんべい買ったからもう要らないよと言うtantanに、これもあれもと次々選ばせ買い込んでました)珍しいこともあるもんだなと思って見ていたら、家に着いてから、tantanに“こんなに買ってどうすんだ?太っても知らないぞ”的な事を言い放って弄ってました。これが言いたかったのかな?

今回は雨が降って来たり、tantanの体力がゼロに近くなったりでしっかり見る事が出来なかったので、山形、また行きたいです!

寺社仏閣巡りは体力必要だよ!!

以上、因幡さんでした(о´∀`о)

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