シロの鞄

神様くまと因幡さん

こんばんは、僕、因幡さんです

皆さんお元気にしてますか?僕は神社に行けなくなったので退屈です。早くまた神社に行きたいです

tantanが、シロのために身の回りのものを色々準備し始めました

tantan、本気でシロは家に置くみたい。と言うのも他の僕のお友達3匹は年明けにお友達からお迎えの話が来たりでシロだけが……げふんげふん

あ!4月に向けてまた新しい僕のお友達をtantanは呼び寄せるみたいなので、楽しみに待っていてくれると嬉しいな

まぁ、そんな事情なのでtantanはまず、僕やくま様だけが持っていたLILICRAFTさんの鞄を買ってあげようと、こよなく愛しているミンネに買い物しに行きました

tantanがシロを連れていったあの日、シロは転んだだけじゃなくて、本当は迷子になってギャン泣きしたり、窪みにはまって動けなくなってギャン泣きしたりしてたんです。泣き声が響く度にみんなで探すのが大変でした(T ^ T)

なのでtantanはシロに目立つ色の鞄を持たせようと鮮やかな黄色の鞄を買ってあげました

『帽子も編んであげないとね』

え??

シロにこの前編んであげたじゃん!!

驚く僕を無視して、tantanはシャカシャカと編み針を動かして……

段染めの毛糸の残りで帽子編んであげてました

たまたま黄色が先頭で残ってたから思いついたみたい

で、届いた鞄がこれ!

可愛いです(*´꒳`*)

シロ、tantanが形から入るおばさんで良かったね

『はい!!因幡さん!僕、こっちの鞄にも沢山お菓子を詰め込みたいと思います!!』

だから……シロ……鞄の中身はお菓子じゃない!!!シロの鞄の中身はお寺用の御朱印帳!!

『因幡さん……ワシの鞄取られずに済んで良かったんだもん』

シロに絶叫する僕の脇でくま様が鞄を抱きしめながらホッとしてました

3人で写真を撮ったよ

あ、気づいた??

僕の帽子も新しく編んでくれてました

『因幡さん……ワシの帽子はいつ来るんじゃろうか??』

……………

……………

……………

tantan!早く叫んで!!!

相棒まゆさんの名前を!!!

編み物好きなまゆさんじゃないとあの頭に合う帽子は思いつかないんでしょ???

心の中の動揺をひた隠しながら、『もうすぐ来ますよ、くま様』と応える僕でした……

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