神様くまと因幡さんの御朱印日記(2019年6月13日 その1)

神様くまと因幡さん

こんばんは!

僕、因幡さんです。

そう。それは早朝のこと。

『起きろーーー全員集合!』(tantan夫)

ちょ、な、何事?!

『嫌じゃ、わし、眠いんじゃ……』(くま)

『むにゃむにゃ……』(シロ)

『……………』(tantan)

『置いてくぞ!起きろー』(tantan夫)

置いていく??

何処に行くの??

僕はワクワクして眠気も吹き飛んだんだけど、寝汚い他のみんなは完全スルー。

そんな全員を問答無用で叩き起こしたtantan夫に急かされるままに、僕たち、支度して家を出ました。

『首都高……?むにゃむにゃ……』(tantan)

tantanったらまだ寝てる??

しばらくすると今度は、

『ん?東名??』(tantan)

車が東名高速に入った途端にtantanはシャキッと起きて、目をキラキラさせて言いました。

『朝ごはんは……海老名SA??ヒャッホー!!!前に見た海老まん食べる!!!』(tantan)

えっと、それ、だいぶ前に高速道路の冊子で見たやつ??

売っているの、上りか下りかも覚えてないけど大丈夫かな……

早朝のSAに降り立って、tantanは目を見開いて固まってました……

『外のお店、全部閉まってる……海老まん……な、中かな??』(tantan)

やっぱりね。

『あ!カル●ーのお店ある!!!こうなったら揚げたてポテトチップスを!!!』(tantan)

そう言って向かったカ●ビーのお店の前で絶句してるtantan。

写真入りメニューの上に貼られた紙にはそれそれ“販売は9時からです”又は“11時からです”の文字。

そうだよね。朝早くから揚げたてポテトとか食べる人いないよ……ε-(´∀`; )

中に入っても海老まんを見付けられずにパンを買って頬張るtantanの背中が可哀想で見られたものではありませんでした……

その後も車で移動してやって来たのは神奈川県伊勢原市。

『今日は大山阿夫利神社に行きます!!!この先にある駅からケーブルカーに乗って山の途中にある下社に寄って、登山口から山頂の上社を目指します!!!』(tantan夫)

……………

……………

……………

トザングチカラ、カミシャヲメザス?

『登山口って何語?』(tantan)

『わし、思うんじゃけど、下社でも神様とはゆっくり対話できるはずじゃよ?』(くま)

うんうん。想定通りの反応だよね。僕もそう思います。下社でお参りしてさ……僕がそう言おうとしたその時。

『お山には沢山お花咲いてますか?』(シロ)

あ!シロ!!!ダメだよ!!!

『もちろん沢山咲いてるさ。近所じゃ見たこともないような花も咲いてるぞ、きっと。さ、シロもお花が見たいって言うし、みんなで上社を目指そう!!!おーーー!!!』(tantan夫)

えっと……

その……

あーーー!!!もう行くしかないよね!!!

くま様、tantan、もう諦めてケーブルカー乗りに行くよ。

張り切る1人と1匹を無言で追いかける1人と2匹。

今日は長くなりそうです。

ケーブルカーの駅まではこま参道をまっすぐ進んで行きます。

参道の地面にはこまの絵がこんな風にあって、踊り場の数を表しているんだって。

このタイルは駒が2個なので、2個目の踊り場ってことみたいです。

よーし!数えるよ!!!

張り切って歩いていくとお店屋さんが見えてきました。

『まさかのお土産屋さん街?(*´꒳`*)』(tantan)

『tantan!!突撃じゃー』(くま)

『わぁぁぁぁぁ』(シロ)

張り切って早歩きにギアチェンジするtantan達。

お土産屋さん沢山あります!

ソフトクリームの看板もあります!

『帰りに寄ろう!めっちゃ楽しみ!!!』(tantan)

tantanに僕たちも頷いて参道を歩き続けました。

参道の途中にはクイズもあってなかなか楽しめました。

クイズは3問あったよ。そして、答えは内緒です!!!

そこそこ歩いてたどり着いた大山ケーブル駅。

荷物を少なくしろと言われていたので免許証とか保険証を置いてきたtantan。

切符代の誕生日割引が出来ませんでした( ;∀;)

5月生まれのtantanは、6月の何日かまで割引対象だったんです。

残念。

さ、ケーブルカーに乗って出発です!!!

ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン♫

tantan夫お勧めの、進行方向逆側を見れる席に座りました。

どんどん駅が遠ざかっていくのがよく見えました。

10分くらいで大山阿夫利神社駅に着きました。

駅から数分で下社に着きます。

神社のホームページによると、大山阿夫利神社の歴史は古く、2200年以上前に創建されたと伝えられている神社で、神社のある大山は常に雲や霧により雨が降っていたことからあめふり山と呼ばれ親しまれ、古来より雨乞い信仰の中心として広く親しまれてきたそうです。山の神、水の神、海の神、大漁の神様としても信仰される神社なんだって。

下社の境内には立派な拝殿や……

社務所や、

立派な大山獅子

神泉などがあります。

そして、この眺めの良さ!

お天気良くて気持ちいいです(*´꒳`*)

『ところで下社の御朱印は頂かないの?』(tantan)

tantanの問いかけにtantan夫はまずは上社だなと答えてさくさく歩いて行きました。

ええ。

登山口の方向へ!!!( ;∀;)

まずはここで安全祈願をします。

道中お守りを頂いて、先に進みます。

門の先に見えたのは急な階段!!!

『ここを登る時点で心が折れる……』(tantan)

『わ、わし、tantan夫のリュックに帰るんじゃ』(くま)

僕も帰ろうかな……

『あの、珍しいお花……ぐはっ……もごもご』(シロ)

シロ!まだ無いから!!!出てこなくていいよ!!!

無理矢理シロをリュックに押し込む僕を見てtantanが目を座らせて言いました。

『このぉ……裏切り者どもめ……酷すぎる……リュックに一緒に入れてよ!!!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)』(tantan)

いや……そんな真似したらリュック壊れるから……

tantanは勿論入れてあげられないので外を歩かせて、リュックの中から顔を出して外を見ながら山を登り始める僕たち。

登りきった階段はとっても急で目がくらみました。

石段を登り、その先はこんな感じの山道です。

さ、頑張ってtantan!!!

上社を目指すよ!

って、この道……川口●探検隊じゃないんだから((((;゚Д゚)))))))

って、恐怖におののいた僕は、tantanのテンションを上げて励ますために歌を歌い始めたよ。

♪tantan夫婦がぁぁぁ洞窟に入るぅぅぅ〜♪

せっかく歌ってあげたのに、『洞窟になんか絶対に入らないよ!!!( ;∀;)』ってtantanに泣かれました。

でもどう見ても探検とか冒険だよね!!!

この先何が起きるかな??

その2に続きます!

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