突然のお別れから4ヶ月そして近況など
こんにちは。tantanです。
昨年、突然旅立ってしまったチャッピィ。
あの日からあと数日で4ヶ月になろうとしています。
改めまして、ツイートに対してお悔やみを頂いた皆様ありがとうございました。
これだけの月日が流れても、もっと上手く対処していればチャッピィを死なせずに済んだのではないかという後悔ばかりしている日々です。
もしあの時こうしていれば……なんて、どんなに考えても誰も幸せにはなれないし、ただどん底まで落ち込んでしまうだけなのですが、どうにも止められません。考えれば結果が変わるわけでもないのにどうしようもないですよね。ダメだなぁ……
我が家には子供がいなくて、色んな事情から治療を諦める事になった時、すでにチャッピィは家にいてくれたので“チャッピィが居てくれるから平気だよ”と小さな命に大きな役割を背負わせてしまいました。この日が来たら喰らうダメージはより大きくなると分かっていたはずなのに、当時も弱っていたのでチャッピィに縋ってしまいました。
チャッピィは初めてお迎えしたうさぎだったので、主治医の先生に言われたことは絶対と、過保護なくらいに気を付けて、真綿に包んで五重の箱に入れて育てた箱入り息子だったもので、病院と爪切り&グルーミング以外で外に出したことすらありませんでした。
『チャッピィ、外にはカラスって黒くて大きな鳥がいて、チャッピィなんか外に出たら食べられるかもしれないから、絶対に1人で外に出てはいけないよ?』
と悪魔のように囁いて言い聞かせていたからなのか(いや絶対に違うけど)玄関の戸が開いた状態の時にチャッピィが玄関先までぴょこんと歩いて行ったことが一度だけあったのですが、玄関マットの上でピタッと止まって外に出ようとはしませんでした。
毎朝、家の中をパトロールするのが好きで、それを私が後ろからムスカ大佐のように静かに追いかけるのが日課だったのを思い出します。←あらゆる物をかじりたがるので見てなきゃいけませんでした。
金魚は話し掛けると長生きするよと姉に教わって、実際に飼っていた金魚の浜ちゃんも長生きしてくれたので、チャッピィにも馬鹿みたいに話しかけて毎日楽しく暮らしていました。
9年3ヶ月生きてくれました。とても楽しくて幸せな日々でした。
死んでしまったら強烈なペットロスに見舞われるとは容易に想像がついたので、
『チャッピィは頭の良いうさぎだから将来は初の国産有人ロケットのテストパイロットになって月に行くんだもんね。ママ、お月様に会いに行くからね。で、実際に月に行ける頃にはチャッピィは優秀なパイロットだから火星探索に行ってて会えないんだけどね』
と日々撫でながら囁き掛け(もうこの時点でかなりイカれていると思われそうだなぁ)チャッピィは死ぬんじゃなくて遠くに就職して頑張っているんだとイメトレをしてきましたが、実際に旅立たれたら、死んだ後も働かせるみたいで可哀想になり、素直にお月様でお友達と仲良く遊んでいてねと思うようになりました。
色々書こうとするとまだ泣いてしまって書けないので、あの日のことを振り返るのは避けますが、天国に行ったチャッピィからほんの少しだけ毛を貰っていたのをお腹に入れてあげてうさぎを作ろうと決めて、昨年からチャッピィと似たような色の毛の生地を取り寄せたり、完成したうさぎに持たせるための革小物をLILICRAFTさんにオーダーして作って頂いたりしていました。小物の記事へのリンクを貼る許可は前に頂いていたので、もし良かったらご覧下さいね。
先に身につけるものが揃う中、試行錯誤して制作を進めてきて、やっと出来上がりました。
相棒まゆさんには先に小物の写真を見せていて、その時すぐ気付いたのですが、革小物の色、私が普段ほぼ使わない色、ピンクです。珍しいね、どうしたの?と聞かれました。
これには理由があって、チャッピィの身の回りのものは選択の余地なしでピンクがおおかったんです。
冬のケージカバーもピンクで、こうやって背景ピンクの写真も沢山残ってました。
なのでチャッピィはピンクかな?と。
因幡さんとシロのサロペットを作って下さっただわんやさんのサロペット。チャッピィの分もあるのですが、チャコールグレーの染料がまだ落ちてくるので、汚してしまいそうで着せてあげることが出来てません。もう少し様子を見て大丈夫そうになったら着せてあげたいと思っています。
というのも、トートの毛色にするのに、普段は茶とグレーの生地を買って切替で作っているのですが、今回使用した生地にはグレーがありませんで……
作家のお友達や先生に教わりながら色をつけましたが、この染料、皮脂で落ちやすかったりするようで、塗り終えてだいぶ経っていても体脂肪率がやたら高い私が触ると手はすぐ黒くなるし、未だに色を塗り足していたりします。そもそも私の塗りが甘いのもあるのかしら……お恥ずかしい限りですが、私の知識や技術力の足りなさが原因だと思います。ペイントではなく染めれば…とか色々考えてはみましたが、染めも思い通りの色にならなかったトラウマがあるもので、今できる範囲で頑張って作ってみたのがこの子です。
綺麗な色に染めたりペインティングされていらっしゃる作家さんって凄いなぁと改めて思った今回の制作でした。
例え自己満足な仕上がりだったとしても、作るという事で死と向き合い少しずつ受け入れる事が出来てきたような気がしているので、ベア(うさぎだけど)を作る事が出来る自分で良かったと思いました。
そんな事情ですので、この先、イベント用には使用する色が揃っていて生地の切替で制作出来るものから単色以外の子を作っていこうと思っています。まずは白×黒とかかなぁ。。。
生きていた頃のチャッピィは外に遊びに行くことなんてなかったので、旅行など遠くに行く時にでも外に連れ出してあげたりできればなぁと思っています。
とは言え、お腹にチャッピィの遺毛が入っている子なので、お店番などはさせないと思います。
たまにツイートやブログに現れるかもしれませんが、その時は見てやって下さいね。
完成したらぬい撮りをしようと、久しぶりに楽しかった時の事ばかり考えていました。
しかし、振り返ってみると、頭おかしいんじゃない?と言われそうな事ばかりチャッピィ相手に喋って遊んでたなぁと嫌な汗が流れました。
チャッピィと歌う『Chappy Sun』〜EXILEのrising sunのメロディに乗せて←歌なんて歌詞を覚える気ないだろ?くらいの勢いで何でもかんでもチャッピィとかうさぎとかロップとかトートとか単語を詰め込んで日本語がおかしいのも無視して歌っていました(すみません)
アイドルチャッピィ、ステージで自己紹介をする←夫が当時夢中で一日中DVDを流していたSKE48かな?のステージ風。あれ、どの子も自分のチャームポイントとかを盛り込んでいて見ていて可愛いなぁと思ったものです。でも、毎日エンドレス再生はキツかったので(すみません)チャッピィ相手にごっこ遊びを傍でやるという地味な抵抗を……
こんな事ばかり一人芝居しながら話し掛けてくる私をチャッピィは呆れて見ていたんだろうなぁとか思ってみたり。
そして体を張ったトトロごっこ←となりのトトロが放送されるとお腹にチャッピィを乗せて、
あなた名前なんて言うの?
トートーロー
的な場面を真似しようとしてお腹に乗せ、後ろ足で鳩尾を思い切り蹴られるのがデフォでした。かなり痛かったです。うさぎの脚力、馬鹿にしてはいけません。
やっと出来上がったチャッピィを見て、久しぶりに楽しい時のことを考えて元気が出たような気がします。↑こんな事ばかりで?というツッコミを自分に対してしていますが。
新しい仲間が出来たよと、↑の話を具体的に盛り込んで(気の触れた人かと思われそうだしやめたほうが良いのかなぁ)因幡さんがツイートするかもしれません。理性がブレーキを掛け切れなかったら流れてくるかもしれないのでその時はチラ見だけでもしてやって下さい。
でもって、在廊中に、『tantan、Chappy Sunを歌いながらキレッキレで踊って』とか、『チャッピィの自己紹介をお願い!』とか無茶振りするのだけはご容赦を(笑)
もう3月になりました。
まずは4月のくま屋さん倶楽部展に向けて制作を頑張ります。チャッピィと一緒に作っていたテーマ作品の白いネズミさんは先程出来上がりました。小物は最後にまとめて作るので何も持っていませんが。。。
その他の作品もどの生地を使うのか選びながら準備していますので楽しみにしていてくれたら嬉しいです。
年明けかなーりゆっくりとしてしまいましたが、去年はテーマ作品を4月の頭に泣きながら縫っていたみたいなので(笑)今年はまだマシなんだと思うことにしています。
今の世の中的に先は読めませんが、まずはコツコツと作品作りに努めたいと思います。
倶楽部展の告知は改めてしますが、DMの画像だけまずは参考までに。
それでは新しい年もよろしくお願いします。(え?もう3月だよ?)
それではまた!
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