神様くまと因幡さんの御朱印日記(2020年2月21日 後日談)
こんにちは!
僕、因幡さんです(о´∀`о)
今日の日記は神社も御朱印も出てきません。単なる妄想日記です!
あ……。えっと……言い切っちゃった!
僕が書いたこの前の日記、読んでくれたかな?
帰りの車の中でもくま様が……
『くまな彦名……いや、いいんじゃ……(ため息)』(くま)
と、寂しげな感じで呟いていて、僕たち胸が痛かったのですが……
それから数日後の今日。
いつもの通りにみんなでおやつを食べてテレビを見ていたら声が聞こえてきました。
『くまーーーー!おーーーい!くまーーーー!!聞こえてんだろ?くまーーーー!!返事しろぉぉぉ!!ごるあぁぁぁ!!』(???)
え?!何?!何?!
『怖いんだけど!!( ;∀;)』(tantan)
『声が野太いし、言葉遣い乱暴だし、怖いですぅぅぅ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)』(シロ)
ホントだよ!!!!!
てか、くま様を呼び捨ててるんですけど!!この無礼者!!きぃぃぃぃ!!(ㆀ˘・з・˘)
って、あれ?くま様?!
なんと、くま様は喜色を浮かべて辺りを見回しています。
『おお……(*´∀`*)どこじゃ??どこにおるんじゃ?』(くま)
んん?!
『上だ!上だぞ!!』(???)
その声にみんなで棚の上を見ると……
な、何かいる!!((((;゚Д゚)))))))
『話し方と声に対して見た目のギャップが!』(シロ)
『こ、こんな予定では……!!』(tantan)
『くまな彦名!!久しぶりなんじゃ』(くま)
えええええ?!
くまな彦名?!
これがくま様の言ってた小さな神様、くまな彦名様なの?!
ちょ、くま耳ないじゃん!!
しかも、どうみても女の子!!
『ふ、服装……カジュアルな神様ですね……』(シロ)
『……………ごめん。A●azonから取り寄せたから……でも、あんなキャラになるとは思ってなかったよ……』(tantan)
そう言ってtantanが取り出したのはこれ。
nano blockストーリーズコレクション 牧場です。
なんでまたブロックなんて!
『だってあんなに寂しそうにしてたし、こんな大きさのくまなんか作れないから……』(tantan)
小声で叱る僕と言い訳するtantan。
貴女、それでベア作家名乗るのやめて貰えませんか?!
『うぅぅ……だって作れないもん( ;∀;)』(tantan)
『tantan泣かないで!因幡さん……本当のことでも言ってはいけないことあるんですよ?』(シロ)
『うわぁぁぁぁぁぁん(´༎ຶོρ༎ຶོ`)』(tantan)
シロ……それ、追い討ちっていうの。分かる?更に泣いちゃったじゃん。
修羅場な僕たちの脇で、くま様とくまな彦名様が楽しげにおしゃべりしています。
『今の住まいは賑やかで楽しそうな家だな。くま』(くまな彦名)
『そうなんじゃ。退屈しないで良いんじゃよ』(くま)
いやいや、これ、ギャン泣きしてるだけです。
『ところでくまな彦名、今日はどうしたんじゃ?』(くま)
至極真っ当な問いかけに部屋の中が静かになりました。固唾を飲んで答えを待つ僕たち。
『そこの女。お前がtantanだな?』(くまな彦名)
慌てて頷くtantan。
『くまよ。毎朝tantanが神棚にお参りするのは良いんだけどよぉ、夫の健康の他に、ほら、あれ、うさぎのな……』(くまな彦名)
『あぁぁぁ……すまぬのぉ。日も浅いゆえ……何年もの間頼み続けた願いじゃから……』(くま)
『え?!な、何か……:(;゙゚’ω゚’):』(tantan)
青ざめるtantan。
僕もシロもくまな彦名様の言いたいことが分かったので居心地悪いです。
出来れば本人には伝えないであげて欲しいんだけど……可哀想だから。
『あのな、tantan。お前の願い事、毎朝こっちまで聞こえてくるんだけど……チャッピィが長い……き……じゃなかった、天国でお友達と仲良く遊んでいますようにって、言い直すのがな……聞いてて心が痛くて地味にストレスなんだよ。分かるか?しかも、たまに朝早くて寝ぼけていると、長生きしますようにってお願いしてるの自覚あるか?あれな……聞いてると、“無理だし!ごめん、ホント無理!!”ってなるんだよ』(くまな彦名)
どストレートなのやめて下さい!!!!!
あぁぁぁぁぁ……また泣き出しちゃったじゃん!!
『くまな彦名、言い方!!』(くま)
『じゃあ、どう言えばいいんだよ?』(くまな彦名)
……………
……………
……………
確かに……わかりません!!( ;∀;)
『す、すみません……(´༎ຶོρ༎ຶོ`)』(tantan)
僕、大泣きするtantanの鼻水を拭いてあげました。
『それでだな。問題が出てきたんだ。折角月の暮らしに慣れてきたあのうさぎ、家に帰りたいと大騒ぎしてな』(くまな彦名)
そ、それは……大問題!
『ごめん、チャッピィ……ママが今からそっちに行くから……』(tantan)
いや、それ困ります!!
『という訳で、ほらよ、これ。俺の器を準備してくれた礼に持ってきたぞ』(くまな彦名)
そう言って差し出されたコンビニ袋の中からなんか出てきました。
『……………因幡さん。これ、狩って来た外来種の因幡friends?』(tantan)
いや、この流れでそれはないでしょ。
『……あ……ここ、おうち!!僕のおうち!!!!!』(???)
コンビニ袋から出て来たのはどう見てもチャッピィ。
tantan、これ、チャッピィだよ!
『いや、そう思わせておいての因幡friends外来種』(tantan)
『おいこら、tantan。舐めた口叩くと持って帰るぞ!ごるぁ!』(くまな彦名)
やーめーてーーー!!!!!
なんで喧嘩腰なの?!
『そんなに疑うなら試してみろよ』(くまな彦名)
その言葉にどう見てもチャッピィは自信満々で満面の笑みを浮かべています。
『じゃあ……普通の自己紹介してくれる?』(tantan)
ん?普通の自己紹介??
『僕はチャッピィ・ホーランドロップ・アードレー。イケてる子うさぎ、ママのトート。世界で一番可愛くて、賢いうさぎの男の子です!』(チャッピィ(仮))
……………
……………
……………
『凄いよ!正解!!』(tantan)
おいコラ!
アードレーって何だよ?!
『ん?それはかなりお金持ちな人の名前だよ』(tantan)
意味が分かりません!!
『じゃあ、次はアイドル風の自己紹介だよ!』(tantan)
アイドル風??
『さ、因幡さん達も手伝って!!Woo〜Wao!』(tantan)
何なの?この意味不明な掛け声!
『額の三日月ただのハゲ!年中いつでも換毛期!僕はチャッピィ!チャッピィ・ホーランドでーーーす♫』(チャッピィ(仮))
そう言って楽しげに両手を振るチャッピィ……
『ヤバい!これ、本物?!』(tantan)
えっと……これも正解なんですね……
僕たちがこの家に来る前から、この人達がどんな風に暮らして来たのか……それを垣間見て目眩がしてきました。
『僕、ちゃんと二本足で立てる練習もして来たから、“Chappy Sun”も歌えるよ』(チャッピィ(仮))
『チャッピィちゃん、“Chappy Sun”を歌えるの?』(tantan)
あ。やっと認めたよ!認めたなら歌はいいよね??いらないでしょ??
『ママ、僕、AT●USHIね!ママはタ●ヒロだよ!』(チャッピィ(仮))
慌てて止める僕をガンスルーして、チャッピィはサングラスも頭に乗せてノリノリで歌い始めました……
♪Oh!チャッピィ〜さーん、ママの可愛いうさぎ!Oh!チャッピィ〜さーん、イケてるロップでトートAh!♪
(以下省略)
『チャッピィちゃん( ;∀;)あなた、もしかして……ママの息子のチャッピィなの??』(tantan)
え?!まだ疑ってんの??
『ここまで疑り深いって病気じゃねーのか?』(くまな彦名)
『僕、ちゃんと約束も言えるよ!』(チャッピィ(仮))
『そうなの??じゃあ、もしも生まれ変わったらどうするんだっけ?』(tantan)
『僕、ちゃんとママの膝の上に座ったらおしょんとおふんをして僕だよって合図をするからね』(チャッピィ(仮))
『くまな彦名様……ありがどうございまずぅ。ごれ、どっがら見でもうぢの息子でずぅ( ;∀;)』(tantan)
『やっと認めたか……という訳だから、ガチでもう間違えんなよ?ホントにキツいんだって。しかも外の神社でもやらかしてんだろ?(以下省略)』(くまな彦名)
喜びの再会からの……とどめ刺されちゃった!
『す、すみません……(´༎ຶོρ༎ຶོ`)』(tantan)
『まぁ、いいよ。ところで腹が減ったんだが……』(くまな彦名)
『うわぁぁぁぁ、す、す、すみません!お、おやつとお茶を……』(tantan)
『あるだけだしてやるんじゃ、tantan。くまな彦名は見た目に反して大食らいじゃ』(くま)
冷蔵庫に入ってたスイ●ロール2種とチョコレート、フードストッカーの中のポテトチップス、お煎餅、僕のう●い棒23本、全部食べられました……あんな小さな身体のどこに入ったの?!
僕のう●い棒( ;∀;)
納豆味とめんたい、チーズ、サラミ!!!!!
『コンポタにシュガーラスク( ;∀;)』(シロ)
『また買ってくるから……ね?』(tantan)
『美味かったぁぁぁ。くま、人の世界にはこんな美味しいものがあるんだな』(くまな彦名)
『この家に住めば食べ放題じゃ。tantan、すぐに買ってくるからのぉ』(くま)
やーめーてーーーー!!!!!
『じゃあ住む』(くまな彦名)
嫌ぁぁぁぁぁ!!!!!
『え?住むことになったの?くま様』(tantan)
『うむ。頼むぞ、tantan』(くま)
『ありがたいと思え。神様がこんなに住んでる家、ここしかないぞ』(くまな彦名)
『tantan夫も大喜びじゃ。神社好きだからのぉ』(くま)
『という訳だから、牧場早く組み立ててくれよ。俺の相棒、牛太郎の世話もしなきゃいけないからな』(くまな彦名)
牛太郎……ということは、あの、牛乳飲み放題にはならない??
『ああ』(くまな彦名)
で、食べないんですよね?
『当たり前だ!俺の相棒だぞ!』(くまな彦名)
なんでメスを飼わないのか……
tantan。メスなら牛乳、ヨーグルト、プリン、バターなんでも食べ放題だったのに……
『そんな事言わないの。買えば良いじゃない。ね?因幡さん』(tantan)
何この手のひら返し!
座布団まで出してきて座らせてるし!
『牛太郎さんのお世話は因幡さんとシロでやりますから』(tantan)
勝手に決めないで!!!!!tantan!!!!!
『任せて下さい(*´꒳`*)僕は動物大好きです!』(シロ)
じゃあ、シロひとりで!!!!!
『ところでその……うちの息子は天国から帰ってきてしまったということでしょうか……』(tantan)
ん?tantanったら、自然のことわりに反してるから気になるのかな?
『いや。違うぞ。おい、くま。お前昔チャッピィの髭3本をシレッと封筒に入れて竜の髭3本と交換のご利益玉の通販に申し込んでバレたことあったろう?あの髭と帰りたいと騒いでるところだけ切り取って混ぜて器に入れたんだ。だから本体は心穏やかに月でみんなと仲良く遊んで暮らしてるから安心しろ』(くまな彦名)
あぁぁぁぁ。随分前にこっぴどく怒られたあの事件が今になってこんな風になるとは。
↑かつてチャッピィの髭3本目を手に入れて大喜びのくま様。この後意気揚々と髭を送って後日、『お戯れは程々になさりませ』という手紙が届いて大騒ぎになったんですよね……(遠い目)
『くま様、ありがとう(´༎ຶོρ༎ຶོ`)』(tantan)
『なんの、計算通りじゃ』(くま)
絶対に違います!!!!!
いやもしかして……違わないの??
『くま様は生まれながらの神様。我々からは想像も出来ないほどに深慮遠謀でいらっしゃいます』(シロ)
『なんの、シロ(*´꒳`*)』(くま)
何か……よく分からないけど……要するにA●azonさん、nano blockありがとう!って事でいいのかな??
『え?!そこに戻りますか?因幡さん』(シロ)
『因幡さん……それはないよ。せっかく綺麗に着地したのにさ』(tantan)
この後、tantan夫が帰ってきて、ブラックホール並みに夕ご飯を貪り食べるくまな彦名様を見てびっくりしてました。
『エンゲル係数98%超えそうだな……』(tantan夫)
『気にするでない。くまな彦名はご利益玉を持ってるからのぉ。金運上がると思うぞ』(くま)
『え?!本当?!』(tantan)
『いや……俺のご利益玉、病気平癒だ』(くまな彦名)
『病気平癒!!!!!なんて素敵な!!!!!』(tantan)
tantan……喜び過ぎ!!!!!何故か御利益玉持ってないくま様の前で( ;∀;)
『そうだった。少彦名は医学に通じた神様だからな。くまな彦名様、好きなだけ食べて下さい。うちの息子をありがとうございました』(tantan夫)
そう言った瞬間にお皿の塩サバが消えて一瞬しょんぼりしているtantan夫。
『今度ケーキとやらが食べたいぞ。ホールで頼む』(くまな彦名)
破天荒過ぎです!!!!!
それに比べて、おっとりしてて慎み深い優しいくま様(*´꒳`*)
僕は貴方のお世話係で幸せだと改めて思いました。
夕ご飯の後、みんなでブロックを組み立ててみたら……
『おお!牛太郎、久しぶりだな。今日からここに住むことになったからな』(くまな彦名)
『お世話係のシロです!(*´꒳`*)よろしくお願いします』(シロ)
えっと、いちお、僕もお世話するかもしれない因幡さんです…う、牛太郎……さん?!
ちょ、この牛メスじゃん!!!!!
『ホントだ。くまな彦名様、牛太郎じゃなくて、牛花子じゃないですか?』(tantan夫)
『………今更名前変えるのは可哀想だろ!!!!!牛太郎は牛太郎で良いんだよ』(くまな彦名)
あ。もう引っ込みつかない感じですよね。うんうん。牛太郎さんで!
新しい仲間もよろしくね。
あ!最後に……
真っ白な毛並みは高貴の証!!赤い瞳はルビーのよう。僕は因幡さん。貴方のアイドル、因幡さんでーーーす♪
うん。こっちの方が額の三日月ただのハゲよりアイドルっぽいよね。
以上、因幡さんでした(о´∀`о)
【補足】
※アードレーさんは、漫画キャンディキャンディに登場するお金持ちの一族の名前です
※tantanとチャッピィの掛け合いは全て生身のチャッピィに向けてtantanがしてたリアルな会話です
※生まれ変わったチャッピィの合図は、お迎えしに行った時に膝の上に乗せたチャッピィがおしょんとおふんをバンバンしてお店の人を青ざめさせた実話を元にこれまた何年もの間tantanがチャッピィに言い聞かせていたというホントの話です
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