神様くまと因幡さんの神社日記(2023年3月21日)

神様くまと因幡さん

こんばんは!僕、因幡さんです(о´∀`о)

ハックション!!ハーーーーックション!!

tantan、うるさいなぁ…。あ、もうアレの季節だったよ。花粉症。お出掛けも当分ないね。つまんないの(ㆀ˘・з・˘)

「因幡さん、最近声おかしくないですか?」(シロ)

「そうじゃの。なんかぐずぐず言っておるの」(くま様)

な、何のこと??き、き、気のせい…だ…よ?

ふがっ!鼻が…ハーーーーックション!!

「因幡さん、とうとう花粉症じゃないの?」(tantan)

あーやだやだ。花粉症あるある①だよ。くしゃみをした途端に花粉症じゃない?って聞くのやめて欲しいよ!!あ、鼻かまないと。チーーン!!

「因幡さん…tantanにアレルギーの薬貰わないと」(シロ)

要らないよ!!!!!だって僕、花粉症じゃないし!!!!!

「花粉症あるある②だよ。花粉症になってるのに認めないの。ねぇ、花粉症って認めたら死ぬ病なの?ウェルカムこちら側へ、因幡さん」

嫌になるくらいの満面な笑みで言い放つのやめて!!!!!tantan!!!!!(ㆀ˘・з・˘)

「ふぅーん。かなり辛そうだけど…因幡さんは花粉関係ないから出掛けても大丈夫ってことで良いんだな?」(tantan夫)

え?!良いの?!この時期引きこもりな筈なのに!!!!!(*´꒳`*)やったぁぁぁ!!!!!

と、いう訳で久しぶりにお出掛けです。遠くに!!僕達のお家の車、スタッドレス履いてないので雪の時期は遠出しません。もう春!!きゃっほー!!

「tantan夫、どこに行くんじゃ?」(くま様)

「足利」(tantan夫)

良い感じに遠くです。さ、行くよ!!!!!

という訳で、やって来ました。栃木県足利市。まず向かったのは足利学校。

日本で一番古いと言われている学校で、創建時期は諸説あり、奈良時代〜鎌倉時代辺りに建てられたと言われているそうです。大正10年に国の史跡に登録され、江戸時代にあった建物を復元し平成2年に公開されたそうです。伝来の書物には国宝や重要文化財クラスのものが多数あるそうです。さ!中に入るよ!

中に入って、参観料を支払って進んでいくと左手になんと、神社がありました!

「さすが学校。学問の神様か。うーん…もう学校通ってないしな。折角だからこれ以上馬鹿にならないように泣きつこう…」(tantan)

…………… ((((;゚Д゚)))))))え??ま、良いのかな??

「字を書かなくなったら漢字書けなくなってきた気がするんだよ…。あ、本は読むから読むのは大丈夫…なはず…よ??」(tantan)

なんで疑問形?!ちょっぴり心配なtantanの脳みその事を僕もお願いしてあげました。

道を進んでいくと建物が見えて来ました。

近づいて行ったら中に人がいるのが見えたtantan。

「ここ、レストラン?」(tantan)

「図書館だ」(tantan夫)

僕…かなり恥ずかしくて周りに人がいないか見ちゃいました。tantan、あのね!ここ!学校!!!!!

「学食的な…?」(tantan)

まだ引っ張るの?やめて!!!!!

「お、俺、と、トイレ行ってくるから。あと頼んだぞ、因幡さん、くま様、シロ、ついでに鞄の中のチャッピィな」(tantan夫)

逃げるのやめて!!

「うわぁぁぁぁぁ!!!!!tantan、見て下さい!!立派な竹が沢山!!沢山生えてます!!(棒読み)」(シロ)

シロ、また無理矢理意識を逸らす作戦に出たんだね。グッジョブ。

確かに立派な竹です。

「…ぱっかんしたらかぐや姫出て来そうだね」(tantan)

……………。まただよ!!

「更にぱっかんしたら小判が出てくるかもしれぬの」(くま)

ちょっと!!くま様、反応しないで!!!!!

「確か絵本ではそう書いてありましたね…養育費的なものだったんでしょうか?」(シロ)

シロぉぉぉぉ!!!!!なんで?!はーやーくぅぅぅ!!!!!戻って来てぇぇぇ!!!!!tantan夫!!!!!

「待たせたな。どうした?なんか疲れてないか?因幡さん」(tantan夫)

この数分でかなり体力奪われました。僕、留守番でも良かったかも…うん。

早速歩き始めると立派な門が見えて来ました。孔子廟です。儒学の祖である孔子をお祀りしている廟です。

この建物の中には木造の孔子の坐像と、小野篁の坐像が。足利学校はこの小野篁さんが創建したという説があるそうです。小野篁さんって地獄に通って閻魔大王の補佐をしていたという伝説がある方ですよね。

孔子廟の次は裏門です。

茅葺の立派な門ですね。案内を読んで見たらこちらの門の方が日常的に使用されていたみたいです。

この裏門を右手に道を進むと…

衆寮が見えて来ました。今でいう学生寮です。

中はこんな感じです。行燈の光で夜も集まってお勉強とか議論していたんでしょうか??

衆寮の次はこの大きな建物。方丈、庫裡、書院で構成されている主屋です。玄関の前に人がいるのは、皆さんこれ↓にチャレンジされていたようです。

鎖で吊るされた桶にお水を入れると桶が真っ直ぐになるんです。入れすぎるとまた傾いて水が溢れます。

tantan夫にやって貰いました。真っ直ぐになって満面の笑みを浮かべてドヤ顔してました。

「そのままにすると、後の人が困るからな。溢れさせるけど、わざとだからな、わ・ざ・と!!」(tantan夫)

なんか凄いドヤって来るんだけど…。ま、良いか…。

早速中に入りました。

漢字の試験問題が置いてありました。tantan、これ、やってみると良いよ。そう思ったので1枚いただいて来ました。

中から見たお庭。とても綺麗な日本庭園です。

小さいのも置いてありました。tantan、本当はやってみたかったみたいでこっそりやってました。

他にも国宝の書物のレプリカが展示されていたり、見どころ沢山の主屋でした。

一通り散策して、次に向かったのは近くにあるお寺。鑁阿寺(ばんなじ)です。

門の手前の端の上から覗いてみると大きな鯉が沢山泳いでました。

ちゃんとお寺の神様にもご挨拶しました。

桜も咲き始めていて綺麗でした。

「よーし、じゃあ次は織姫神社だな」(tantan夫)

そう言ってtantan夫が歩き始めたのでついて行くとtantanが眉間に皺を寄せて言いました。

「この道デジャブ!!覚えてる!!ねぇ、次の神社、階段か坂道やばい山の上のところじゃないの?!」(tantan)

「気のせいだって。そんな大したことないから大丈夫」(tantan夫)

「も、もしそうでも、ぼ、僕、また押してあげますから」(シロ)

「階段で押すのはまずいじゃろ」(くま様)

「一体いつまで鞄の中なの?!僕、外に出たいよ!!」(チャッピィ)

罰当たりうさぎはまだ鞄の中だよ!!!!!寺社仏閣では出ないことになったでしょ???

「……………。むぅぅ(ㆀ˘・з・˘) じゃあ、鞄の中に戻って来ないでね!!入れないからね?入らないよね?入れないよね?僕のこと外に出してくれないんだもん」(チャッピィ)

口ばっかり達者だよ!!返事はしませんでした。だって嫌な予感がしてるから。

「なんか神社っぽい歩道橋見えて来た…でもって、絶対記憶の中にあるあそこだよ…」(tantan)

「だ、だから、気のせいだって…」(tantan夫)

そんな事を話しながら歩いて行くと…。

「やっぱり階段急な所じゃん!!」(tantan)

「き、気のせい…だ、よ?」(tantan夫)

「あぁぁぁぁぁ。これ、膝やられるやつ」(tantan)

「そろそろ体重減らそう?その為にも上がって参拝だぞ!頑張ろ?な??」(tantan夫)

鳥居の前で燃え尽きているtantan。そして…僕達…_:(´ཀ`」 ∠):

「今すぐ鞄に戻るんじゃ!」(くま様)

「し、失礼します!!」(シロ)

あと頼んだね、tantan。ちょ、蹴らないでよ!チャッピィ!!

蹴られたので蹴り返して無理矢理鞄に入りました。僕は、目には目を!歯には歯を!なうさぎです。

さ、頑張って!!tantan。

頑張って階段を上がって行くと、↑の遠くから撮った写真だと上のほうにある鳥居が見えて来ました。

「ここ、てっぺんだと思ってた…」(tantan)

ううん…まだ先があるみたい。

「がぁぁぁんばれぇぇぇぇ( ;∀;)」(シロ)

「頑張るのじゃ、tantanよ」(くま様)

「早くして、ママ。僕お腹すいた」(チャッピィ)

鬼がいました…。さすが罰当たりうさぎ。

「わ、分かったよ、愛息子( ;∀;)」(tantan)

頑張って上ったら手水舎がありました。手を清めると…。

やっと社殿が見えてきました。嬉しいけど、また階段が…。でも、あと少しだから!!

あれ…更に階段…。

でもでもきっと、この階段がきっと最後だよ!tantan!!

さて、今回訪れた足利織姫神社は、産業振興と縁結びのご利益がある神社です。この足利の地は機場としての歴史が深い土地だったのに機織りの神社が無いことに気付いた当時の足利藩主が天照大神の衣を織っていた神様二柱を八雲神社に合祀し、その後明治時代になってから今の地に遷宮され今に至っているそうです。

早速みんなでお参りをしました。

春限定御朱印(公式サイトによると3/11〜5/28頒布のようです。最新の情報は公式サイトでご確認下さいね)が頒布されていたのでこちらを頂きました。可愛いですね。

「さっきさ、めんつゆの香りしたよね?」(tantan)

上って来た階段の途中にお蕎麦屋さんがあったんです。入ろうと思ったら混んでいたのでお腹が空いてた僕達は今回は諦めました。すごく美味しそうな香りだったので、いつか行ってみたいです。

「下りは大丈夫〜らんららん♪」(tantan)

「な・に・を・た・べ・よ・う・か・な〜♪」(チャッピィ)

やたらご機嫌な2人と一緒に階段を下りて、街中散策に戻りました。

途中にあった織物会館の中にあったお蕎麦屋さんに入りました。

「かなり頑張ったからミニ天丼とざる蕎麦のセット食べても良いと思う」(tantan)

「分かったよ、食えよ。俺も同じの食う」(tantan夫)

いや、駄目でしょ?tantan…。それで良いの?tantan夫…。

でもでも、出て来たご飯はとても美味しそうです!!

「やっと鞄から出して貰えたよ!!早く食べよう!!」(チャッピィ)

どこも歩いてないチャッピィがお蕎麦もミニ天丼も喰らい尽くしてました…_:(´ཀ`」 ∠):

「僕…もぐもぐ…グルメ担当!!もぐもぐ…」(チャッピィ)

まんまるに膨らんだお腹をポンポン叩きながら鞄の中に戻って来たチャッピィは気持ち良さそうに寝てしまいました…。

お昼を食べ終わったのでまた外に出て歩き始めた僕達。鑁阿寺から足利学校に戻る通りはお店屋さんが沢山あったのでぶらぶらしました。

「おい…これ…きっと美味いぞ、tantanよ」(tantan夫)

そう言ってtantan夫が立ち止まったのはわらび餅屋さんの前でした。甘味処鎌倉さんです。わらび餅が入った飲み物が売られていました。

「…おい、お前の好きな苺味があるぞ」(tantan夫)

ねぇ、tantan夫。さっき膝の為にも痩せろとか警告してましたよね??

「口だけじゃよ。いつもお土産菓子を買い与えて満足げにしておるじゃろ?」(くま様)

「苺味、美味しそうですよ!tantan」(シロ)

「じゃあ買う!!(即答)」(tantan)

tantan夫はコーヒー味、tantanは苺ヨーグルト味の飲み物を買いました。大きいサイズの方で。

上から生クリーム、ヨーグルトドリンク、苺シロップ。そしてクラッシュされたわらび餅が入ってます。ストローでぐるぐる混ぜて飲みました。

「…お腹いっぱいだな…小さくても良かったかも…」(tantan夫)

「美味しいしこれは別腹だよ。階段でしっかり貯金したしね!大丈夫!」(tantan)

いやもう、とっくの昔に消費した以上のカロリー摂ってるからね?!

「気にするな、tantan。明日からだよ、明日から。さ、おやつ買ってやるからお土産屋さんに行くぞ」(tantan夫)

違うでしょう?!

「うん、因幡さん。最中買うの我慢するね」(tantan)

この我慢、いつまで続くのかな?多分夜までもたないよね?ちゃんと僕、分かってるよ。

ところでさ…なんか急にまた鼻が…。ふがっ…ハクション!!

「ほら、鼻水出てるから拭きなよ、因幡さん」(tantan)

ありがとう!チーーーンっ!ズズズっ!!

「あーーーー!それ、●君のタオルハンカチだった!!ぎゃあああ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」(tantan)

あ、ホントだ。tantanのイチオシのキャラのハンカチだったよ!!でも、貸してくれたの本人だし。ズズズっ!!

「帰ったら洗おう…うん…」(tantan)

「やはり薬貰って飲んだ方がいいですよ?因幡さん」(シロ)

「花粉症確定じゃな」(くま様)

違いますから!!認めませんよ!!

春本番!!お出かけシーズン到来です。またどこかに行きたいな(о´∀`о)

以上、因幡さんでした!

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